サンクチュアリ

私の聖域=秘密基地

いない子

久しぶりに、子供の頃の自分にあった。

 

家に居たくないため、早朝練習や部活に勤しむ。

遅刻しない、始業時間ギリで席に着く。

 

話しかけたら、「TV見てて聞いてなかった」「ハッキリしゃべれ。」

話しかけても、弾まない、軽くスルー。

 

ワイワイガヤガヤ、親戚の集まり行事が泣くほど嫌いだった。

テンション高めの人物の近くでは、対照的に消える存在。

 

妹が産まれてロストワン。諦めを知った。

他人に嫌われても平気。期待してないから。

 

ピエロ女を見ると妹を思い出す。

身内を嫌った最初。

今また、ピエロ女がいる。

私は、すっごく冷めていく自分を感じる。

 

お試しは、分かった。

これに入れと?

全く、興味のない、湧かない感情を前に、私は何もしないことを選びたい。

妹を可愛がれ、「たった一人の姉妹でしょ?」

母の声が思い出される。

感情の表現も、言葉を発することも止めた私。

私を産んだ人なのに、何にもわかってないんだ。

「お父さんにそっくり」嫌な目で私を見ながら言っていた。

 

彼らが、ひいきや、人によって態度を変えてくる人種と分かればもう話せない。

話すことはない。

私の諦め感をほじくり出して得意げに意見するつもりなら無理。

 

誰の言葉をよしとして受け取るかは私が選ぶ。

わたしは、いない子を演じる。

 

 

 

仕事の性格は、しゃべって意見が言えるほどの自分になった。

プライベートの自分は1ヵ月、誰とも話さなくても死なない。