サンクチュアリ

私の聖域=秘密基地

不貞腐れた顔

そんな言葉を言ってくる人間の顔は不快

怒った顔は眉間にしわが寄りさらに瞼の上にしわができる

ヤンキーのメンチみたいにできる威嚇のしわ

そんな母の表情が嫌いだった

 

3歳までは幸せだった気がする

 明らかにここから変わった

妹が産まれてからの私が今の気質の元になった

一人っ子から長子として扱われる

これは人生で大きな転機のはず

 意図せずポジションが変わるんだから戸惑うさ

人生で初めて嫉妬を覚え

妹を煩わしく感じ一度も可愛いと思ったことがない

いじめて憂さ晴らし

妹なんだから可愛がれ、面倒見ろ、仲間に入れろ

その言葉に反発、むっとした表情に母はさらに追い打ちで責める

薄情と不貞腐れた態度

私の表情はぐっと一文字の口と伏せた目

無表情で生きてた私に先生は笑わない子と通信簿につけ

堂々の悪循環

貯まった感情を自分でもビックルするくらい爆発させた

わけも分からずイラついてた とにかく不快だった

子供だったから言い返せない

 理由がわかったら言葉にできるさ 今ならわかる

黙ってフルーズ悔し泣き

今度は話し方が気に入らないみたいで

ハッキリしゃべれ 何言ってるかわからないと 

 虫の居所が悪かったのか あれは八つ当たり

この瞬間は鮮明に動画で心の中に保存されてる

色も状況もある 母の姿もハッキリ残っているし何度も再生できる

もう何も話したくない母と話したくない

とどめのように いつも愚痴っている父にそっくりと嫌悪感満載の顔で言ってきた

 実の子だもの似るでしょ

妹は母に似 私は父に似 身内や人が集まるといっつもその話題

母は私への嫌悪をみんなに発表していた なぜか得意げに

人が集まる時は母がムードメーカー また家族ネタでなんか言うぞとイライラした

 

世の中にはニコニコしてた方が得をするのは承知している

仏頂面や不貞腐れた顔なんか歓迎されないことは十分わかる

私の中のに刺さって取れない魚の目がずっといる

一回は歩き方やマッサージしたりクリームで消えたのにまた出てきた

やっつけても出てくる

 消えてくれ

もう うんざり 似たような人間が嫌いになる

母みたいに大声で注目を集めたたがり 調子に乗る人間

片付けれない バックの中がぐちゃぐちゃな女

 母みたいになりたくない

 母みたいなことをしたくない

とげは母だ

私は母がずっと嫌いだ