サンクチュアリ

私の聖域=秘密基地

バランス

その人の始まりは怒りっぽい人からだった。

いつも自信がなくて誰かに何か言われることにおびえているようだった。

怒られそうなことは絶対に手を出さなかった。

消極的になり相手の顔色を見て決めていた。

自分がなかった。

目立つことを嫌った。

新しい服を着て出た日や、髪を切った日は恥ずかしがった。

声をかけられる事も嫌がった。

一人が好きになっていた。

 

その人の始まりは世話焼きの人からだった。

その人が何も表現しなくてもよかった。

周りが全部かたずけてくれた。

自分で決められない人だった。

周りの目を気にして過剰だった。

自分が好きで、他人の話には黙っていた。

その人は相手のことを考えることが欠けていた。

自分の話を聞いてくれる人間には優しく、非難する人間には厳しかった。

その人のやさしさは偽りだった。

 

過剰なまでの愛情は人格に偏りを与える。

シーソーに乗っても楽しくない状態だ。

愛されて育ったのだろうけど、その愛は善意の押し売りのようで居心地が悪かった。

歪んだ愛情からは歪んだ愛し方しか学ばないだろうか。

心の奥の自信の泉は枯渇している。

軽く絶望しているので危機的状況に至ったら覚醒しそうだ。

浮かれたルンルン状態には酔っぱらった時以外なさそうなので現実的。

大きく欠落している者同士は結びつきやすく危うい。

うっかり落ちたら後がこわい。

同じ周波数になってはならない。

ひとりで生きるには長い人生になりそうだ。

 

 

 

雇われついでに

雇用という立場でしか仕事を知らない狭い世界。

ハケンの枠からいつか出る。

日本がこうなってしまったのは、社員でもないアルバイトでもない派遣ができたからと言われた。

日本は非正規と中小企業で支えてんじゃないのか?

どこの偉い主だか。

日本人は新しいものに拒絶する。

出る杭は打たれて潰される。

協調性こそコワいもの。

想定外が大嫌いだろう。

困惑する自分、アウェイな自分になってみてもいいじゃないか。

人間関係問題の回避は一人一人の話を聞いて特性を把握すること。

不快だろうが何だろうが知る事。

人格障害者も発達障害者も、うつ病パワハラも。

後はとばっちり受けないように巻き込まれないように塩でもまく。

神経質な個性を持って生まれてきた。

細かいこともよく気がつく子。

みんなが考えないような意見を持っている子。

頑固でいつまでもこだわっている子。

鬱になる素質をもって生まれてきた。

マイナスなのか何なのか?

そこに私の役割を見つけるヒントがあるのか。

仕事の時は自分が小さくなっているのを感じる。

休みの日は自分の境目を感じなくて空気になったみたいに感じる。

我というものをなるべく持たないように仕事に集中する。

働き者のロボット。

ミスはするな、うまく回せ、素早く動け。

無言のメッセージが体を動かす。

無駄なことは考えない。

素晴らしき人生。

 

 

 

誇りとプライド

自分の価値を上げるための努力が、いつか誰かのプライドを崩すものになるならくだらない。

あなたが努力して手に入れた名誉や資格、何のため?

誰かを喜ばすものじゃなかったの?

自分の力を魅せしめるため?誰かを押さえつけるため?

見苦しい、吠えるなよ。

みんなが見ているからって、自分の罵声に酔いしれるなよ。

美しいものを知っているのに、素晴らしいものがわかるのに、残念よ。

あなたの顔は見苦しい。

なぜにそこまで歪んでいる?

歪んだ顔からは歪んだ世界が見えるだろう。

私の顔も歪んでいるかな?

私の顔は悪に見えるか?

あなたに判断できるだろうか。

まずは、自分の顔を鏡で見るといい。

毒リンゴを持った魔女のようだから。

気づいてほしい。

 

 

興味のチャンネル

テレビのリモコンを常に持ってチャンネル選び。

レストランのメニュー眺めては、食べようと思って選んでいたものでないものを注文している。

スーパーに行っては、種類の多さに圧倒され何が食べたかったか分からなくなる。

最終的には選んで買い物は終了するが、行くほどに欲しいものが出てくる。

戦略にハマっているともいう。

本屋に行ってもコーナーを一周してしまう。

本を買うのも大変、一冊に絞れない。

選べないのは欲しいのが定まっていないのか。

迷っているのは決断力がないのか。

それでも選ぶときはより役に立つかも、とか

安い方とか、今持っているものと合わせられるとか、

今しかない!とか。

なんせ、期間限定に弱い。

自分の心も好みも1年経つと変わる。

細胞も総入れ替え。

ずっと同じではいられない。

退屈と窮屈が不満や不安を超えて襲ってくる。

恐怖に変わる。

同じ素材のものでも加工を変えれば別のものになる。

興味があるジャンルだからこそ目まぐるしく情報を求めているのか。

人間は自分に関連のあるものしか目に入らない。

同じ景色を同時に見ていたとしても全く違うことを考えるように。

三年間同じクラスだったとしても、一切名前を覚えていない同級生がいた。

相手も同じだろうが。

かと思えば、クラスも部活動も違う子とちょっと話しただけなのに鮮明に記憶がある、名前も思い出した。アルバムを見なくてもはっきり顔が解かる。

後の方で、彼女とはきっと気が合うと感じた。

人と話しているとまさに話のチャンネルも変わる。

連想ゲームのように展開していく。

全く違う場所で自分とは違う感覚で生活している人と話したらどんな事になるか。

今のところ提供されているものでしか感じれないが。

恐れを捨て想像力を持ち歩ける行動力で感じていけるもの。

 

 

 

 

器用貧乏

残念なことに、すぐに飽きてしまう。

最初はだれにとっても困難で、時間が経てば出来るようになる。

人間は多面体であるから、いつも元気で明るくて機嫌がいいなんて嘘だと思う。

外面の良さには敏感で、私はいつも後ずさりして吠えるか迷っている犬。

噛みつくつもりはないが、食って掛かって来るならば反撃の機会をうかがう。

可愛くなつくわけでもなく、エサに踊らされるでもない。

野良犬だ。

幸せは自分に似合わないと思う。

たとえ、ちょっと幸せでない人生だとしても、人に危害を加えたりしない。

正義感は捨てない。

立場の弱いものいびりや、八つ当たりには敏感に反応する。

楽しそうな人たちは、私の世界とは異次元にいる気がする。

楽しいは罪に感じる。

嬉しいことは有りがたい。

苦しい辛いことは当たり前。

おいしい酒と食べ物は救い。

どんな所でも生きれる自信だけはある。

 

 

私の家の塀

ぼーっとすることがすきだ。

音楽でその世界に入り込むことも好きだ。

朝から晩までペンキ塗りしていたい。

たった一人でもいい。

何色にしようが、どこまで塗ろうが、途中で絵を描いてもいい。

私が描く絵は定まっていない。

幾何学模様。ただの丸を大きく描く。

何も使わずフリーハンドで描く。

出来た〇めがけて、野球少年が思わずボールをぶつけたくなるくらいの。

今度は真っ黒に塗りつぶそうか。

そしたら今度は穴が開いてるのかと誰かが覗こうとするかも。

●にあきたら自分の手に塗ってスタンプ押ししてやろう。

ちょっと大きめに加工してビッグハンド✋✋で。

途中から五本指と見せかけて三本指の恐竜にしてみる。

落書きの定番?へのへのもへじ

いつからこの落書きはあるのか、どういう歴史があるかは知らない。

最後に、自由に描いてみてっと書いてみた。

 

眉間のしわ

自分の顔より他人の顔の方をよく見る。

老けて見られるほうれい線より、怒ってる眉間のしわの方が嫌いだ。

さらに、まぶたにも般若の面のようなしわがあるときは恐ろしい。

母を思い出す。今から怒るぞって時の顔。

普段の真顔がその顔なんだろう、その人は眉間にしわがある。

声はやさしげでも、顔は笑っていない。

私はだまされない。

いつも不満そうに見える。

そんな年の取り方はしたくない。

恐ろしい。

口角は上がり、目元も上手に微笑んでいるが、眉間のしわは消えない。

一番その表情が多いからだろう。

くっきり残っている。

よく笑う人は目じりにくっきりのしわ。

同じことを言っていたとしても、しわの位置でずいぶん受け取る側の解釈が変わる。

おそろしや、他人が注意を受けているのをじーっと見ているときの顔。

他人の間違いを待ってましたかのごとく見つけて、さも私は正しいことを教えて上げてるのよアピールがうるさい。

周りに聞こえるかの如く。

だから、どうした?

年の功で先輩ならフォローするぐらいの気持ちないの?

わざわざ空気悪くする。

自分で気づいてないんだろう。

腹が立ってきた。

私はこの人が嫌いだ。

眉間のしわの取り方は簡単だ。